2009年度指導者向けワークショップ最終回終了!その1

2009年1月から連続7回のワークショップが、12月19日で終わった。
リードアラウドを始めた目的が、今までよりもさらに、はっきりしてきた1年のワークショップだった。

これまで世間の絵本朗読、特に読み聞かせを聞いて、違和感を感じていた。
日本でCDにして販売されているものにも同様に。

日本語、英語両方の読み聞かせに共通して多いのが、意味なく甘ったるい、ブリッ子のような読み方。
聞いていてブリッとくる。

そして、英語に多いのがツーツースラスラ、字面だけ読んでいくもの。
まったく印象に残らないか、「痛い」優越感を見るようで居心地悪い。

これらは、「おんな子ども」という内輪や、児童英語教師界という内輪ではあたり前のようであった。
なので、「内輪でやってれば?」と外からは放っておかれている感じだった。

絵・デザイン・文章をコンパクトにまとめた芸術のひとつのフォーマットとして、欧米で出版された絵本には素晴らしいものが多い。
この絵本自体の力が伝われば、結果的に日本人を英語学習に引っ張るに違いないと思った。

では、素晴らしさの橋渡しであるreaders-aloudに何が必要かと考えて、それが表現力だと思い当たったのだ。
外国語で演じられる演劇やオペラや映画は、ときには字幕なしで、そして字幕があればほとんど感動が伝わる。
英語絵本も、大人の鑑賞にも堪えられる表現力で読んだら、幼児だけでなく、難しい年頃の中高生までの興味も引いて、英語を字面だけでなく表現ごと教えられるのではと思った。

そして、表現力をつけるこのワークショップが始まった。

(つづく)

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