リードアラウドの指導者はロールモデル?!:How Do Dinosaurs〜?で実習 #2

Kさんの実習は、How Do Dinosaurs Say Good Night?でだった。
放課後クラブの3~6年生のみんなには、先週に続き2度目の本書だ。

今日のKさんの実習の、生徒たちへの一番の意味を考えた。
それは、きっと「日本人なのに、こんなに自然な感じで英語を話す人がいる」というrole modelとしての登場だったのではないか。

ALTのネイティブの先生が、英語を「ペラペラ」しゃべっても当たり前。
でも日本人の先生がさりげなく英語を話すのは、学生だったときのわたしは、凄いと思ったものだ。
そして、ギリギリ歯ぎしりするほど、「いつかそうなりたい」と思った。
この日のKさんの教える姿も、Kさんは意識していなくても、きっと生徒に「英語を話す自分」をちらっとでも想像させたのでは?
Kさんも、自分が role model になる可能性もあることを意識してみると、そのリードアラウドが「キャラ立ち」してくる気がする。

「クールな英語達人」は、特に高学年や中高生が憧れる姿のひとつだ。
Kさんを始め、そういった「キャラ」の人なら、「クールな英語達人」の実物を見せてあげる気でリードアラウドするのもいい。

さて、またこれまでの実習や今日の実習で気付いたことを挙げてみる。
1. 教室を掌握するのに轟くくらいの声を持つ。
授業のメリハリも、声でつけられる。
声の訓練(はっきり声を出して、絵本を朗読)は、毎日しよう。

2. 生徒を暇にしない。
ひとりに読ませる場面が続くと、自分の番はまだだと、すぐに生徒は暇そうにする。
暇そうにしたら見逃さず、何かを全員にさせる。
たとえば、ひとりに読ませた後は、全員に読ませる。
全員の声がばらばらだったり小さかったら、何度でもやらせ、活気をつける。
なるべく全員を、しょっちゅう忙しくさせる。

3. 指示を、はっきり出す。
聞かせる場面だったら「聞いて下さい」、一緒に読む場面なら「さあ、一緒に、1、2、3」と、しっかりかけ声をかける。
指示には従わせる。
今、何をするのかを、そのつど指示することも、生徒のぼうっとする時間を減らすのに役立つ。

How Do Dinosaurs Say Good Night? (Book & CD)
『How Do Dinosaurs Say Good Night? (Book & CD)』

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