リードアラウドの魅力を見せた実習

この日の公立小学校、インフルエンザで学年閉鎖もあり、RA参加は生徒は6人と少々寂しいが、元気な副校長、教員、TAが6人も加わって下さってのものだった。
これが、予想外に盛り上がった。

盛り上がった理由2つ。
1. これまでのRA経験から、参加者たちにあらかじめ、RAに対してプラスの印象が刷り込まれていたこと。
これは、9月からこの日までのRA実習の先生方のおかげ!
そして、
2. この日の実習をしたIさんの力。

参加した教員のみなさんにも、きっと強い印象を与えたに違いないRAだった。
IさんのRAは、わたしがRAに求めている知的エンターテイメント性が、バッチリだった!

恐らく、わたしがRAをしているときに、「そこまでやる?」とみんなにあきれているだろう。
でも、大人から子どもにまでに、あきれていただこうとしている確信犯なのである。
IさんのRAは、同じ系列にあると思った。
今日のIさんのRAで、RAというものを客観視できたことが大きな収穫だ。

RAの魅力とは、楽しさ、笑い、これがいっぱいのエンターテイメント。
そして、それにまぶされたアカデミックで、実用的な英語の教育。

さて今日の教材は、How Do Dinosaurs Say Good Night?
その一場面で、
I/want/to/hear/one/book/more!
と、1冊の本をふりかざし、幼児のつもりでほぼ本気でshoutするIさん。
そこに急に冷静な声で、「2冊だったら” two books”」。
ガクッ。オチである。

「やっぱ、先生じゃん。勉強かあ?」と思いながらも、きっと何人かの生徒の頭に残ってしまう謎のtwo booksのsの音。
単数だの複数だの説明はふっとび、s の音が頭に残る。
ネイティブの子どもは、こうしてきっと複数の本にはsの音をつけるようになるんだろう。
効果的な英語教育法を見た気がした。

磨きどころは、わたしにもRA自体にも、そしてIさんにもまだまだあるが、
「RAで英語、やっぱりいいじゃない?」
そうわたし自身が再確認できた、ありがたくまた素晴らしいパフォーマンスだった。

ちなみに、「手本読みー読ませる、の繰り返しが続きましたが、間にちょっと他のアクティビティを挟んだ方がよかったですか」という疑問をIさんが持った。
でも、わたしの答えはノー。
Iさんの授業の運び方と手本読みの魅力、みんなのノリのよさと、本のよさ、この組み合せがよく、今回は問題なし!
RAでは、こちらのパフォーマンスに魅力があれば、あまり小細工はいらないことも確認できた。
Many thanks, Mr.Y!

How Do Dinosaurs Say Good Night? (Book & CD)
『How Do Dinosaurs Say Good Night? (Book & CD)』

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