親子のリードアラウドは2度美味しい!

1月と2月に単発で企画しているのは、親子向けのリードアラウド講座だ。これは、後に展開したいリーディング力養成のために考えている壮大なカリキュラムの、入り口に位置付けている。

書店では、基本的に一期一会のリードアラウドだ。「英語で絵本読むのって楽しいかも」と思ってもらうことが目的で続けている。しかし、そこで英語や英語絵本に興味を持った子どもと、子どもを参加させた親御さんの意欲をそのままにしてお別れするのを、とても残念に思っていた。

その親子の興味を、英語力養成につなげるのが、2010年から始めようとしている講座だ。このリードアラウドから英語総合力をつけていく講座では、使用する絵本を英語学習の体系的に選書している。

1、2月の講座は、将来始める1年通しの本講座の単発版。1回完結だが、構成は本講座にのっとっている。

最初の45分は、親子でリードアラウドのレッスンを受ける。それから10分の休みをとり、今度は親グループと子グループに別れ、それぞれに講師がつく。親たちは、苦手意識のある発音レッスンを中心に、使用する絵本から学べるものについてのガイダンス、そして家庭での英語環境の作り方、反復練習の動機付けなどのヒントを学ぶ。その間、子どもたちはその絵本を使ったアクティビティと、読みのおさらいをし、家庭でのリードアラウドにつなげる。

親子で講座に参加することで、子どもは親の英語に対する興味の強さを知り、それが子どもの英語へのさらなる興味につながる。一緒に学び、時にはトチる親の姿というのも子どもには新鮮で、これまた興味を呼ぶだろう。

親子で学ぶリードアラウドは楽しく学べるので、英語力が自然につくだけでなく、親子のコミュニケーションを促進する。これはまるで、2度美味しいおまけつきキャラメルのようなものだと思う。

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