「油断大敵なリードアラウド」と書いた自分が油断した……

10月10,11日の「英語絵本リードアラウド実践ワークショップ」の参加者も、ありがたいことに徐々に集まり、わたしも講義など準備を始めている。「リードアラウドって何?」「何がいいの?」「どうやるの?」などの疑問に答えるような講義、のようなものの準備だ。

昨日は「リードアラウドの方法」の部分を、
1.絵本を選ぶ
2.予習する
と、ここまでまとめ、2.にはこんなことを書いた。

2.予習する
本を読み込みます。
わたし自身の経験から、油断大敵。発音とアクセントのチェックは、
http://www.merriam-webster.com/
このようなところで、わかっていると思っても、まめにします。
1語1語、意味を噛み締めるように読み進め、各センテンスが意味する場面が頭に絵として浮かんでくるまで読みます。
表現を教える、ということに謙虚になりましょう。自分で表現に迷ったことが、後の指導の場面でのコメントに生きます。学習者の立場を忘れないように。イラストの細部までしっかり見て、表現に役立てます。

ところが、である。よりによってその日のリードアラウドで、てへへへ。迷いが生じてしまった。新米ならまだしも、わたしはリードアラウドでは一番の「古米」だ。子どもたちの前という舞台で迷っていてはイカン。1度既に舞台でやったことのある本で、この日はわたしには2度目。だが1度目はなかなかうまく行ったと思ってもいたので、油断してしまったのかもしれない。いつものように、この日もアドリブで言葉が湧いて来たのだが、そこでふっと「そうだっけ?」。考えてしまう場面があったのだ。

アドリブといっても、教育上のものは、それまでの経験に根ざしたそれなりに検証されたものが望ましい。その本に関して、1、2回のリードアラウド経験では、まだまだ未知なる解釈や事実が、やっている最中に湧いてくる可能性が大である。「てへへへ」やら「ひや〜」は、必ずいつか、どこかであって100%は避けられないことではあるが、それを受容するのは辛いものだ。

教訓。リードアラウドに関して、予習は思う以上にしなければならないのであります……。

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