ふたつのリードアラウド・ワークショップ:その1

 9月26日に第5回目をむかえる「指導者向けリードアラウド・ワークショップ」。7回連続のワークショップも残すところあと3回になった。このワークショップでは、より深い表現を目指し、英語と日本語(翻訳版)の絵本を使い、英語指導者としての呼吸法、発声、演技、朗読を学んでいただいている。

 指導者が、適切で豊かな表現で絵本を読むことができれば、英語に慣れていない子どもたちでも絵本の内容を理解しやすい。教育指導書などには、よく一行でさらっと「教師が表現豊かに読み聞かせる」と書かれているところだ。これこそ、指導する上で最重要な点だと思うのだが、独学で身に付けるのはとても難しい。そして難しいということに気付いていない人が多い。

 それなりに経験も積んで、表現豊かに絵本を読んでいるという自負もあったが、わたし自身、一昨年までどうも満足がいかなかった。遅まきながらはたと気づいて、専門家(ボイス・演技コーチ:中西健太郎先生)のドアをたたいた。

 それからみっちり(?)レッスンを受け始めて、目から鱗が……何枚くらい落ちただろう。世に溢れている「読み聞かせ」だが、親が自分の子に読み聞かせたり、オバマ大統領が子どもたちに読み聞かせたり(コチラ参照)する場合なら、想像力があまりかき立てられない読みや棒読みでも許されよう。でも、かりにも先生と呼ばれる立場にあるなら、そうはいかないだろう。いや、許されるべきではない。だんだんプロの表現とはどういうものかがわかりだして、「なんて読みをしていたんだ。申し訳ない」と、これまでの自分を恥ずかしく思った。

 そこで、この目から鱗の発見を志ある人たちと分かち合おうと始めたのが、「指導者向けワークショップ」だ。第1期は今年12月に終わるが、次は2010年2月からを予定している。このワークショップは、絵本をリードアラウドする人(「Readers-aloud」というらしい)の表現力を磨く道場として位置付けている。

 指導者向けワークショップでは、リードアラウドの具体的な方法や、子どもの指導方法は直接伝授していない。そこで別途、教育メソッドとしてのリードアラウドを学んでいただける「英語絵本リードアラウド実践ワークショップ」を10月10日、11日の2日コースで計画した。

つづく

Yo! Yes?Yo! Yes?
How Do Dinosaurs Say Good Night?How Do Dinosaurs Say Good Night?