リードアラウド・ワークショップを大人とする機会が増えた。参加目的は、自分のためであったり、現職の先生などが子どもたちに「読み聞かせ」たいからという場合も多い。
現在隔月開催している「指導者向けワークショップ」には、すでに英語指導の豊富な経験のある英語の先生の他、経験がまだ浅い先生、これからの方々もいる。
RAをしようとするとき、まず指導者自身が手本となるRAが出来ないと話にならない。また、何をして「いい」とするかの基準が、体に入っていないと務まらない。頭でなく、心から子どもたちの読みを感じとって、ダメならダメ出し、よければ良い点を褒める。これは、自分の土台が出来ていれば、自然に出来るはずだ。
こうして、自分がそれなりに及第点のRAが出来るようになって、かつ子どもを指導する経験がすでに豊富であれば、あとはちょっとRAのポイントを授業に取入れれば、RAの自分なりのワークショップが出来るだろうと思う。
だが、まだ英語指導経験がないか浅い場合、「RAの教え方」というものも学ぶ必要がありそうだ。いくつかのポイントの講義と、それを実践する実習とその実習のfeedback、これをセットにした指導者経験ゼロから少々の人向けに、別枠のWSの必要性を強く感じ始めた。