『多聴多読マガジン』などを出版しているコスモピアから、『英語絵本読み聞かせスタートブック』というムックが、6月末頃に発売される。読み聞かせに適した英語絵本の紹介と、子どもと読むコツを具体的に解説したもので、わたしは13冊の解説を担当した。
フッ〜、昨日原稿の直しを送って、わたしの役目はほぼ終わったところ。不機嫌そうな顔写真が載りそうだったので、笑顔の写真に差し替えてもらった。リードアラウド中のスナップ写真だったが、なんでか不機嫌な顔。たぶん、そういう場面だったから(不機嫌をその気になって表現中だった)、と思いたい。リードアラウドは「楽しい」という印象を、指導者であるわたしたちからも醸し出さなければなりません!
「読み聞かせ」ということばは、もう市民権を得ていて、本のタイトルとしては当然入れるべきキーワードだが、わたしの選書の弁は「これは読み聞かせ用ではありません」。わたしの場合は、読み聞かせ(=I read aloud to you.)+読み合い(=We read aloud together.)+自分で読む(=You read aloud yourself.)の3つのため、つまりリードアラウドのための選書をしたつもりだ。
ページ数の制限があるので、いつもキッズブックスのブッククラブの解説の「音読のてびき」に書いているようなことを、1/3から2/3に縮めたような解説になった。選書は、これまでワークショップやブッククラブ用に選んできたものと、新たなものとを組み合せ、編集部が設定した対象年齢グループにそってに分けた。他に4人の選者がいらっしゃるので、その方々の選書を見るのも楽しみだ。
こういう本を出版社が企画するということは、世の中にそういう需要があると読んでのことだろう。この本が、英語の絵本を手にとって読んでみようというたくさんの親子や先生方に出会えますように。
『英語の絵本 読み聞かせスタートブック』で大島が紹介した絵本。