一般向けワークショップと指導者向けワークショップ

5月後半だけで、立て続けにワークショップ(WS)が5つほどあった。そのうち、先日のクレヨンハウスのは大人を集めてのWS、指導者とは限らない一般の人を対象にしたWSだった。

クレヨンハウスに集まった方々は、その日始めてテキストとなる絵本を手にする。だから、初見や初見に近い状態で始まり、1時間後にはある程度自信を持って読めるようになり、リードアラウドが目指す「表現豊か」とはどういうことかを垣間見てお帰り頂く。だが、「指導者向け」とうたい、あらかじめテキストを渡し、十分日数を置いて集まるWSは、これと一緒ではいけない。

指導者たちのWSは、「ある程度、スラスラ読める」という状態から始まる。この状態に行くために、普段わたしは単語の発音チェック(知っていると思っても、確認)、特別にゆっくり読むのと、かなり速く読むのを練習。区切りの確認して、読みにくいところを練習する。読みにくかったところだけでも、何度か練習する。読みやすいものと、読みにくいもので練習回数は変わるかもしれない。

ここまでやると、嫌でも意味はかなり頭に入っている。入っていなかったら、調べて頭に入れる。この状態が、スタートライン。
一般の人ならこれでも、きっと「十分上手」と周囲は見てくれるだろう。また、日本はまだまだ英語をそれなりに人前で読める人のことを、褒めてくれるので、十分と思えてしまう。でも自分でそう思ったらおしまいだ。成長が止まる。

ここから先が、プロまたは本物の目指す道。その読みで、子どもたちが本の意味を大づかみすることができたり、面白いと印象付けられたり、自分も読んでみたい、まねてみたいと思わせなければならないのである。そして、出来れば(夢としてもっていたいのが)、感動や感動に近いものを感じて欲しいのである。

これは先達にときどき軌道修正してもらったり、客観的に出来具合を見てもらいつつ、精進あるのみかな、と思っている。

(先日のクレヨンハウスの一般向けは、さしあたり最終回だった。今後の「一般向け」や現在進行中の指導者向け1年コース以外に、単発の「指導者向け」WSは、時間と環境が整えば開催したいと思っている)。