「初演」はたいへん……Yo!Yes?

新年度最初の、成蹊学園国際教育センター主催の成蹊小学生向けリードアラウドのワークショップだった。使用絵本はYo! Yes? (Scholastic Bookshelf)
『Yo! Yes? (Scholastic Bookshelf)』
、お相手はぴかぴかの1年生、29人。

この絵本、元気印アフリカ系の少年と青白い白人系の少年の、ちょっと照れくさい出会いの物語。1年生なので、せいぜい英語を知っていても、アルファベットと、ごく簡単な英会話程度との想定での選書である。だから、YoやHeyなどカジュアルな会話での間投詞やyes. やwhy?など1語の文がほとんど。長くても、What’s up?である。

文字自体も手描きの、絵のような文字なので、「初めての英語でどきどき」という緊張は、すぐにとけたように思う。だが、まだ5月。1年生なりたての、ほんとうに新米。グループ分けをしようとしたのだが、「1冊をふたりずつの3グループで」などという編成を作ろうと思ったのが、失敗。途中で実行を断念した。この時期の1年生にそんなこと求めるものではないのである。

成蹊の生徒の凄さなのだが、反応がとてもいい。感性がぴかぴかしている。のびのびしている。(実は卒業生として、とても嬉しい)。わたしの目指していることが、この特質にとても助けられる。「?」の表現とか「!」の表現、大きい字や小さい字、恥ずかしそうな字のときの表現、そして一人二役するときの作り声、またどうしたものかと思うはずの「赤い声で」なんていうとっぴなリクエストにもぴんぴんと反応する。それが、また上手なだけでなく、たまらなくかわいらしい!

今期からは、連続して同じ子どもたちとつきあっていくので、成長が見て行ける。指導者としてとても幸運な場にいる。こちらも成長しなくちゃ。

ところでこの絵本、読み込んだつもりだったが、子どもたちと読み合ってその反応などを見てみると、まだまだ発見があった。わたしにとって「初演」だったこともあり、「芸」で今後さらにさらに磨くべき点が見えた。

ああ、表現というもの、だからやめられない……。