オーストラリアInternational Women’s Dayのお祝いに

 3月8日はオーストラリアのInternational Women’s Dayということで、それに先立ち在日オーストラリア大使館でお祝いの昼食会があり、お招きにあずかった。
 現在、Mem Fox’s Reading Magic in Japan という文化イベントを今年の秋に開こうと、豪日交流基金に申請する準備をしている。その流れでのご招待だ。

 駐日大使の挨拶にもあったが、オーストラリアでは女性の社会進出、それもリーダーとしての進出がかなり進んでいる。管理職の割合や、国会議員、科学者など30%以上女性というものが多い。在日大使館員は、なんと60%以上女性らしい。わたしがお世話になっている職員3人も、全員女性。

 「日本もこの30年で進んだが、まだ低い」と、テキパキ数字や事実をあげ日本女性の社会進出の話をしたのが、基調講演者の坂東真理子氏。女性「管理職」のパイオニアだ。「事実に即して話す」訓練をしてきた方に違いない。客観的事実を交え、話の筋道がよく見える。

 先輩女性の空気として、この坂東氏に似ているなと思い出したのが、以前朝日ジャーナルの編集長だった下村満子氏だ。優れていて、頂までたどり着いている女性の空気かな。「わたしなんか叱られる」と、カメ的わたしは首をひっこめそう。そうそう『女性の品格』にはどんなことが書いてあるのだろう。どんくさいカメは、まだ読んでいない。

 招待客ともっと懇談すべきが、どうも社交下手。反省している。交流基金を獲得できた暁には、多分この同じ場所でMem Fox さん(Ten Little Fingers and Ten Little Toes
『Ten Little Fingers and Ten Little Toes』
)を迎えての講演会とワークショップ、そしてお茶会が行われる。もしかして、わたしはその時、コーディネーター……。

 「こう表現を豊かにして絵本を読むと、読むのも聞くのも楽しいよ」と、オーストラリアの絵本作家・教育者としてbig name, わたしが信奉するメムさんに実演と講演をしてもらって、日本での英語教育のオルタナティブ「リードアラウド」を広めたい。

 かつての白豪主義国オーストラリアは、多くのマイノリティーの権利を認めた多民族国家になった。家庭で英語を使わない率も高くなって来ている。そんな中、ネイティブでない子どもたちへの英語絵本のリードアラウド、そしてその子どもたち自身のリードアラウドの効用などメムさんと、ぜひともディスカッションしたい。

 交流基金申請の審査結果が分かるのは、5月末……。

 

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