年末といえば「第九」、ではなくこちらは「運命」。今年も命拾い……

 今年の12月は、本当に「師走」だった。初旬の1週間は、通訳の仕事でアメリカ、ポートランド出張。帰国後、立て続けにリードアラウド、2回。原稿、だだだだ〜と数本。打ち合わせ3回、沼津でブックフェア。今、週末でほっと一息ついた。

 実は、今回のアメリカ行きの飛行機で、落雷にあった。一応「航空機事故」だ。わたしの座っていた席の窓から、「火の玉」が入って銃声のような音がして、わたしの心臓は破裂しそうだった。すぐに機内放送も入らず、何が起こったか分からない。機内はシーンとして、覚悟を決めた人々の張りつめた空気が漂ったようだった……。わたしは、遺書を書く手帳に手をかけた。でも、「火の玉」の正体は雷さまで、それが機内にお入りになったのだ、ということが、長ーい10分後に分かった。

 何かに引火していたら、「成田沖墜落事故」になっていたかも知れない。……これで、何度目の命拾いだろう。
 そこで、これまで命を落としそうになったときを挙げてみる。

1.お風呂に落下、溺死寸前(小学生) 2.巨岩が目の前に落ちてきたネパールでの崖崩れ 3.アフガニスタンで肝炎 4.ガン 5.航空機落雷事故
ちょっと数えたら、5回ある。ネコには9 Lives という言葉があって、9つの命があるらしい。わたしは、命を落として生まれ変わっているわけではないが、なんだか根拠なく、一生で9回くらい危ない目に会うのかとも思う。次はいったい何だ……。

 

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