リードアラウド指導者向けワークショップですること:その2

 声の出し方のコーチングを受けることで、気持ちよく声が出るようになった。6月から始めてほぼ6ヵ月。休まず続けた成果かも。「自分が気持ちいい」のは重要だ。気持ち良さそうな人に、人は集まってくるものだ(そうだ)。その気持ちの良さの原因は、ひとつに少し声域が広がったことと、声が少し響くようになったことによるらしい。楽に声が出ている感じ、声楽ならぬ「楽声」か。

 先日の広島での久しぶりのリードアラウドに、うれしいかな、大人の女性ひとりでの参加が数人あった。遠方からも来ていただけた。またその数日前は、プリスクール(英語で保育)のご父兄を交えてのリードアラウド。
20組くらい集まっていただけた。英語はすらすら読めてしまう方々が、それ以上のことを求めていらっしゃっているので、こちらも心しなければと緊張する。これら大人の方々とリードアラウドして思ったことが、いくつかある。それは、とりもなおさず、2009年1月からの指導者用リードアラウドで学ぶことでもあった。

 1)照れているせいもあるだろうが、声が伸びていない。体、胴体を共鳴体としてふるわせる感じが不足、喉だけで声を出しているように聞こえる。わたし自身も、自分の読みをそうコーチに指摘されて初めてわかった。1月からのワークショップで、みなさんがどのくらい変わるか。発声法を学ぶ。

 2)これまた照れているせいもあろうが、間がとれてない、または短すぎる。気をつけていても、録音してみるとその「せかせか度」がよくわかる。日本語でそういった朗読の「いろは」の御指南を受ければ、英語版でもきっとうまくいく。少なくとも、見本としてわたしのを聞けば、わかるようになるはず。

 3)気持ちが入っていない。または、入っていてもそこに不自然なものか、上っ面だったり。先日のみなさんには、後者のタイプはいないが、書店や学校ですでに読みきかせをしているような、セミプロに多い。実際の本を前にしてのワークショップの演技指導で、きっと「ああ、そういうこと」と納得してすぐに演技に取り入れられるヒントが得られる。

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