リードアラウド指導者向けワークショップですること:その1

 ……突然書き始めて、それも繰り返しなのだが、日本の子どもと英語の絵本を読むための注意事項について。それは2大注意事項で、
1、選書
2、指導者の読み方(読み聞かせに留まらず、参加型にすること)
である。

 この2点をセットにしたのが、わたしの提唱している「リードアラウド」だ。わたしにとっての2008年は、特に2番目について試行錯誤した年だったと言える。

 リードアラウドは、「英文解釈」の授業のように、日本語に翻訳しながらは読まない。意味をなるべく自然に伝えること、「直接教授」をモットーとする。いわゆる「お勉強」とは一線を引きたい。そのための強力な「武器」が、指導者の演技力だという思いが強くなった。一語一句考え、内容を理解してこそできるのが演技。子どもたちを飽きさせない「武器」でもある。指導者としての演技力を磨くと、本の内容を伝えやすくなると同時に、子どもたちにもその演技コーチが出来るようになる。子どもたちには、演技(読み方)を学ぶことが、その文の理解の助けになる。

 そこで、そういった指導力を高めるため、2007年から独習し始めたのが、演技の基礎でもある「ヴォイストレーニング」。始めてみたら奥が深く、独学ではもどかしく感じた。当たり前だが、調べたら世間にはプロがたくさんいた。そこで、この分野のプロで、リードアラウドの目的を理解し、焦点を絞って教えて下さるヴォイスコーチを探し出した。これが2008年の大きな収穫のひとつである。私自身を「実験台」に、春からヴォイスコーチを受けているが、いろいろな変化(成長!)が自分でも見えてきたのである……。方向は間違っていなかった!

 2009年1月からの指導者向けワークショップでは、そのコーチに専門的かつリードアラウドのためにカスタマイズしたヴォイスコーチングを受け持っていただく……。

(つづく)

 

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