リードアラウドと、リーダーズ・シアター2:成蹊で思ったこと

先日は成蹊学園の国際教育センター(SIIS)で小学生たち、4、5年生とリードアラウド、
Dog's Noisy Day
Dog’s Noisy Day』を読んだ。
成蹊の小学生もわたしと長いおつきあいになりつつあるが、それでも生徒たちにとっては1年生から4年生までの最長4年間。年に4度ほどの付き合いである。

英語への興味の「種まき」のつもりだが、もしワークショップのときだけ英語の本との付き合っているなら、英語読書はまだ習慣にはなっていないだろう。ま あ、それでも「英語朗読コンテスト(?)への応募者が増えました」と英語担当の先生からのうれしい報告や、「図書館にも英語の本があるから、時々見るの」 と生徒が話してくれたりする。ゼロではないらしい。

去年から、わたしのリードアラウドは1年生から4年生までになり、5、6年生は別の大学のネイティブの先生が受け持って下さっている。それはそれで、い いことだ。ただ、指導者同士が連絡をとりあっていないのが、気になっている。せっかくの6年間なのだから、体系化した中で分業したい。

それからもうひとつ、5、6年生の受講者が減るのも気になっている。「絵本じゃ幼稚」と思ったり、大げさな表現が恥ずかしいなどの自意識の発達があるのに、普通にその英語力に合わせると、幼稚な絵本レベル。それでは「やってられない」と感じるのだろう。

そこで、Reader’s Theater を導入できないか?英語の内容は幼稚なのはおいておいて、表現を学ぶというスタイルをとるのだ。リードアラウドの派生、スピンアウト?とでも言うのか。せ りふなどパートに分けられる絵本を使って、数人が読み合う。上手に表現できるまで練習し、お披露目を人前でする。

表現を学ぶには、内容理解が不可欠である。それを勉強というスタイルではなく、表現の工夫をするうちにしてしまうのだ。表現の試行錯誤することで、知ら ず知らずにrepeated reading するという案配だ。リードアラウドにしても、リーダーズシアターにしても、reading上達の秘訣であるこの「何度も読む」ことが、飽きずに出来てしま う方法なのである。

成蹊の国際教育センターの素晴らしいところは、小学校から大学までの先生が集まれる場でもあることだ。おまけに、わたしのような外部の人間も。来週、つ いに小学校と大学の先生、そしてセンター側が、「リードアラウド」の体系化についてのわたしの提案を聞いて下さることになった……。

つづく。

★有名作家4人によるReader’s Theaterと、Reader’s Theaterが子どもたちにいいわけを、作家たちが語るのを動画で見られます。→
Reader’s Theater