この日曜、月曜と、リードアラウドの会が2回続いた。
日曜日は、クレヨンハウスでGoodnight Moon。今回この本はわたしにとって初めてづくし。リードアラウドで使用も初めて、準備に「プロフィール」を作ったのも初めて。ヴォイストレーニングをつんでの朗読を入れるのも初めて、などなど。
結果は、「ほっ」。手応えがあった、おもしろさが伝わったという感じ。大人も子どもも、退屈だけはしなかったみたいだ。(でも男性約1名の「よくやるよ〜」とちょっと冷めた目を感じたような……。)
予習の段階で、主人公の子ウサギの、大げさにいえばその人生を考えて、書き出してみたのがよかったみたい。登場人物の性格付は、こうやっていくのだという手応えがあった。性格が決まると、絵本に登場するものたちへの思い入れが、それなりにできる。これで、主人公の子ウサギの、この本に描かれたある晩の就眠までの言葉(テキスト)が、それらしく読めるようになるものだ。
もうひとつ今回特別心掛けたのが、絵をしっかり詳細まで見ること。子ウサギの視線でも見てみること。どこにあるものに、主人公は声をかけるのか。距離感、位置関係などまで考えるべきなのである。「月におやすみなさいというのと、星にいうのでは、遠さが違うんだから声の大きさ変えなくちゃ」といったら、半分本気で「あ!」、半分「ご冗談を」という顔をするので、とてもかわいらしかった。
登場人物の性格付けと、距離感、これだけでも、リアルな演技、リアルなリードアラウドに近づけそう……。
『Goodnight Moon』
『Goodnight Moon Book and CD (Share a Story)』