Reader’s Theater、リーダーズ・シアターって何?

 「リードアラウド」のワークショップ、Let’s Read Aloudは、一期一会の英語絵本エンターテイメントのようなもの。参加した子どもたちとは「家で必ず(24時間以内に)誰かに読んであげること」を約束して解散するとはいえ、その成果をその後に確認するわけでもない。

 勉強会で勉強したThe Fluent Reader:Oral Reading Strategies for Building Word Recognition, Fluency, and Comprehension
『The Fluent Reader:Oral Reading Strategies for Building Word Recognition, Fluency, and Comprehension』
にもあったように、そして経験でも知っているように、読みは繰り返すほど上達するが、それがなかなか出来ないことなのである。Repeated readingは上達のコツだが、それをわたしたちはあまり進んでやらない。

 この繰り返しを、自然に自分から望んで、子どもたちがやるようになる秘策、それがReader’s Theaterだ。劇の場合はセリフの暗記が必要で、そのストレスがかかる。教師としても、脚本や衣装、舞台装置など負担が大きい。それがないのがReader’s Theater、リードアラウドの派生、バリエーションだろう。

 会話体の多い絵本を選び、数人を役に振り分ける。本文のそれぞれ受け持ちのところを演じるように読む。心ゆくまで練習後、後日クラスメートなど聴衆の前で、本を手に朗々と読む。

 このReader’s Theater、初級は初級でそれなりに、たとえばTough Boris
『Tough Boris』
なら、He was~のところを読む人、They were~の人、それからナレーターと3人に分ける。
You Read to Me, I'll Read to You: Very Short Stories to Read Together
『You Read to Me, I’ll Read to You: Very Short Stories to Read Together』
だったら、もともと読み合うようにパートがはっきり別れている。

 中級、上級用に全体が長い物語を選んでも、子どもの聴衆はだれるので、例えば10分で読み終えられるシーンだけにする。そうすれば、Charlotte's Web (Trophy Newbery)
『Charlotte’s Web (Trophy Newbery)』
もいいらしい。ちょっとこれから、そういう目でも絵本を選書してみる。そして、2回か3回のセッションで演ずるところまでの「セット」のワークショップをやって、成果をみてみたい……。