9月29日成蹊学園でのリードアラウド

 9月29日、雨がしとしと肌寒い日。まだ夏服の制服の成蹊の子どもたちが約30人。そしてその子たちのお母さん方15人位が参加したワークショップだ。子どもたちに一回でも多く声を出させたいので、子どもが30人もいる時は、お母さんの個々の声をあまり聞く時間がとれなくなるのが残念だ。

 最高に気持ちのいいメンバーだ。打てば響く感性に、素直な心。こちらまで滅入る暗い表情の人々を毎日電車で見ているので、この子たちは感動的だ。いい意味で「ああいえば、こういう」、物怖じしない子どもたちである。ああ、この場に立ててわたしは幸せ者、とつくづく思う。

 ワークショップ開始前に、テキストを面白がってくれているかどうかも、その回の成功の鍵。How Do Dinosaurs Say Goodnight?
How Do Dinosaurs Say Good Night?
『How Do Dinosaurs Say Good Night?』

は、今回もその点でまず成功だ。「(恐竜が人間の子どもだなんて)ありえない!」とワイワイしているのが聞こえて来て、シメシメである。

 つくづくRAにぴったりの、名作だと思う。擬態語、擬声語が多いので、言葉の意味が体で教えやすい点も、低学年にちょうどいい。いろんな教え方、対象など変えても楽しいように、わたしの18番に育てたい。先日のクレヨンハウスでのRAと同様に、わたしの「読み」を一度聞かせるという新しい方式をこの日から採用した。それには、しらけさせない技量がいるのだが、さてどうだったか……。しらけなかった、と思っている。

 間をとるのは、わたしのヴォイストレーナーが言うように、勇気のいることだ。シーンとしたところに、自分がひとり立っているのは、緊張する。が、読みに緊張を与え、それが感動に繋がる。この間というものを子どもたちにも、伝授した。「……」と、心のなかで点を6つ数えると、具体的な教え方をしてみた。
Goodnight, little dinosaur……
最後の1行を読み、間をとっていると、「は〜」とか「ほっ〜」が、聞こえた。ん?余韻を感じてくれたのかな。

次回は10月27日2:45~3:45
Dog's Noisy Day
『Dog’s Noisy Day』