またまたMem Fox:Mem Foxからのメール

ここ一週間、Mem Fox招聘計画を豪日交流基金事務局に申請するための書類準備で頭が一杯だった。「このプロジェクトでしようとしていることが、日本とオーストラリアの交流にどう役に立つのか」を書かなければならなかった。

どうにかこうにか書いた……。そして、一度「ネイティブ・チェック」を受けたものを、今度はMem本人にどう思うか、勇気を出してお伺いをたてた。

彼女は凄い! わたしの言わんとしていることを、もっとガーンと書いた「改訂版」をくれたのだ。これを見て、ドキリとした。以下引用。

Boring classes are usually the result of boring teachers using boring text books.
(退屈な授業は、退屈な先生と退屈な教科書のせい)

I want to show them that there are many kinds of English in the English-speaking world and they are all perfectly acceptable.
(英語圏にはそれぞれの英語があるが、それで100%OKなのである)

Phonics only teaches sounds, not meaning, and the sounds can be vary a great deal between different English-speaking countries. It seemed such a waste of time to me.
(フォニックスというものは、意味ではなく単に発音を教えるものだが、発音というものは国によってずいぶん違う。フォニックスを習うのは、まったく時間の無駄に思えた)

こんな感じに、わたし(=大島英美)の意見を、ズバッと彼女の考えに照らして言い換えてくれた。わたしは、ここまではっきり書いていなかった。だが、Memが乗り移ったもうひとりの「I」が、こう言い切ったのである。

喝采する人がいそうだ。
いつも思うのは、もし日本の英語教育がもっと「上手」だったら、もっともっと英語が使える日本人がいたはずじゃないか、ということ。

デンマークに行ったとき、驚いた。「この国の公用語は英語?」と思うほど、コペンハーゲンの街の隅々で英語が通じたのだ。おっちゃん、おばちゃん、お じょうちゃん、おぼっちゃん、パンク系などいろいろな人々。こんなこと、日本では大都会でもありえない! 北欧は英語の教え方が「上手」だと、評判だ。

どうやったら、英語を上手に教えられる先生が増えて、英語の上手な日本人が増えるんだ!? Let’s listen to Mem!

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