今日も大繁盛、パウエルズ書店

 ポートランドの街は、ちょっと曇り空から朝が明け、日中には晴天になるというのが、よくある夏の天候だ。今朝も、そんな朝からパウエルズ本店へ向かい、日本からのお客様たちと合流。根が生えたように、本探しに夢中になった。

 先週の月曜日からこんな日々だが、平日でもいつも店内がにぎわっている。今朝は、開店30分後だったにもかかわらず、もうレジに人が並んでいた。
「8月の売り上げは、こちらも驚くほどよかったので、大変喜ばしい」とパウエル社長は誇らしげ。

 いつも感心するのは、店内のディスプレイが少しずつ、毎日変わっていること。毎日新しいused booksも入るし、新刊も入ってくる。また、カテゴリーを自由に飛び越えての展示も、本好きに思ってもいなかった本との出会いを作り出してくれる。

 例えばヤングアダルトで人気のStephenie Meyer作のヴァンパイア物語
Twilight (The Twilight Saga, Book 1)
『Twilight (The Twilight Saga, Book 1)』

New Moon (The Twilight Saga, Book 2)
『New Moon (The Twilight Saga, Book 2)』

 本来はヤングアダルトの部門に収まるものだが、レジ近くや大人の文学のコーナー、エレベーター脇などにも積んである。「流行っているんだな」→「どんな本かな」→「読んでみようかな」と、もともとはYAの本とは知らずに大人が何気なく手にするしかけがうまい。

 この本の人気にあやかって、ヴァンパイアものが売れているようだ。最近読んだ
Evil Returns (The Vampire's Promise 2)
Evil Returns (The Vampire’s Promise 2)
も、ヴァンパイアもので、手慣れた作家の読みやすい文章で、あっと言う間に読み終えることができた。それなりに面白い。高校生女子の美人願望がテーマで、美人で人気者になるためにヴァンパイアと取引をしてしまう高校生女子が主人公の物語。このように読みやすく書かれた本を、どんどん発見し紹介して行こう。

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