ブックエキスポ・アメリカの会場で会って以来、作家のMem Foxと文通が始まった。メールなので、面白いことに彼女の夫も入ってくることもある。
オーストラリアの絵本作家Mem Foxは、親や教育者に向けて、Read Aloudの大切さ・やり方を説いたり、ワークショップを開いたりしてきた。大学の教育学部でも、将来の先生たちに授業をしてきたそうだ。近年は、国や自治体に乞われての仕事が多いらしい。
わたし個人でいえば、彼女に教えを乞いたい。でも、Read Aloudがもっと上手くなりたい日本人は、わたしだけじゃないだろう。彼女のRead Aloudへの情熱は、
『Reading Magic: Why Reading Aloud to Our Children Will Change Their Lives Forever』
というリードアラウド啓発書によく表れているが、ここに書かれていることは、日本でいう「読み聞かせ」をしている人たちも絶対興味があるはず。ということで実はいま、Memを日本へ招聘する可能性や方法を考えているのである。
まずはMemに相談し、先週ちょっと前進。さらに成蹊学園国際教育センターも協力してくれることになって、2歩前進。Memは忙しい作家だが、とても親身になってくれる。ちょっと返事が遅れるときは、
「I haven’t forgotten you.」とちょっとしたメールをくれ、「詳しいのは、週末に書くから待って」という。初めて会ったときから波長が合うような感じがしている。
2009年に招聘が実現するよう、この夏プランを練る。