Oral Readingとは? リードアラウドそのものだった

 先日、第二回目のThe Fluent Reader:Oral Reading Strategies for Building Word Recognition, Fluency, and Comprehension
『The Fluent Reader:Oral Reading Strategies for Building Word Recognition, Fluency, and Comprehension』

を読み解く会があった。研究熱心な、英語教育に興味を持つ4人とわたしの5人だ。第4,5章を主に読んでいったが、子どもたちに繰り返し読ませることの大切さと、それを飽きさせずにどう実行するかが印象に強く残った。

「リードアラウド」方式、つまり感じを込めて声に出して演ずるように読ませること、それを練習することは、やはり英語上達の王道だった!と思った。
本書で述べられている実績のあがった方法、たとえばアナウンサーのように読む、reading theaterと称して演技たっぷりに読むなど、同じ方向性だ。

そこで思い出した本がある。Short Plays for Primary Grades (On Stage Series)
『Short Plays for Primary Grades (On Stage Series)』

子ども向けの脚本集だ。絵はないが、著作権もなしで自由に使える。ふたりの生徒がかけあう、5分程度の短い劇だが、暗記用ではない。台本を何度も練習することで、Fluent readerになるわけだ。
絵本でもYou Read to Me, I'll Read to You: Very Short Stories to Read Together
『You Read to Me, I’ll Read to You: Very Short Stories to Read Together』

のようなものは、セリフになっているのでそのまま使える。でも多くの絵本は、加工が少し必要かもしれない。

こんなセリフの勉強のようなやり方で、自然と何度も読み感じをこめる練習(英文のリードアラウド)がつめれば、fluent readerも夢じゃない……。

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