Oral Readingがキーワード?:Fluent Reading勉強会報告#1

 3月29日、FLUENT ENGLISH
The Fluent Reader:Oral Reading Strategies for Building Word Recognition, Fluency, and Comprehension
The Fluent Reader:Oral Reading Strategies for Building Word Recognition, Fluency, and Comprehension
という教師向けに書かれた本を勉強する会の第1回目があった。ひとりでも、わたしの呼びかけに応えてくれたら始めようと思ったのだが、なんと4人も!ありがたいこと、そして勇気づけられる。この日は、ひとりは欠席だったが、4月26日1:30からの第2回目は今のところ4人が集まれそうだ。

 FLUENT ENGLISHは、何を目的にした本かというのが、第1回目の勉強会でだいぶはっきりした。

「潜在力のあるOral Reading という教授法を発展させて、子供たちに読む力をつけさせよう(fluent readersに育てよう)」

と、いうのが本書のエッセンスだろう。今回は第3章の2/3まで通読した。Oral Readingのアメリカでの歴史と現在の状況を述べたあと、Oral Readingがどういうものかを説明。そして、作者ら研究者たちがReading clinicという、読む力が遅れている子供たちのための研修所で実践して効果をあげている方法を解説していくという構成だ。

 わたしが提唱している日本式「リードアラウド」は、すっぽりとこのOral Readingというコンセプトにあてはまる。いいたかったこと、また知りたかったことがずばずば書いてあり、わたしにはゾクゾクする本だ。初めて本書を書店で手にしたときの、直感があたったらしい……。

 来月の会からの参加も、そして不参加も自由。大人の勉強会なのだから、勉強になると思う人で都合がつく人が集まれればいい。そして、できればこの勉強会の「成果」を何らかの形で残せたら、これまた幸せなことだろう。

(つづく)

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