金曜日の夜、英語絵本とクレヨンハウスの美女たち

 バレンタインが近い金曜日の夜7時30分近く、クレヨンハウス絵本売り場に、美女がひとりまたひとりと集まって来た。

 大人を対象にした初めてのリードアラウドだ。テキストは、この季節柄
Love Is...
Love Is…』を選んだ。
 英語の絵本を声に出して読んでみたい大人が、表参道に、それも冬の寒い夜に、いったい集まるのだろうか。と思いきや、サクラも入れると10人近くが席に着いた。

 見ず知らずの女性たちだが、なんだか「どこかでお会いしましたか」と尋ねてしまいそうな既視感のようなものを感じる。そんなこともあって馴れ馴れしくなってしまうのだが、みなさんもすぐに打ち解けた(上手にふりをしてくれた?)。

 リードアラウドすることは、英語で、自分の心を表現することにつながる。同時に「読解」と「表現」ふたつのことを行える。高い声・低い声、強さ・速度の違う読み方、これらをとりまぜて、棒読みからの脱却を図った。

「洋書絵本」の楽しみ方のひとつ、リードアラウド。日本の人がまだあまりしていない楽しみ方を提案したつもりだ。新しい楽しみができると、自分では意識しないかもしれないが、ちょっと幸福度が増すものだ。あの晩の1時間が、そんな役目をしていたら嬉しい。

 少なくともわたしの幸福度は、おかげ様でこの日以来、またほんの少し上がった……。みなさん、どうもありがとう。

 次回は未定だが、クレヨンハウスからは「定期的にしましょうか」とのご提案をいただいた。奇数月が日曜日に親子中心のリードアラウド(次回は3月23日、テキストは『Mother, May I?』)で、偶数月は夜に大人向けかな。
Mother, May I?
Mother, May I?

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