雑誌は早くも新年号が出回っている。アエラ・イングリッシュ1月号が今、発売中だが、この号からレギュラーになった。毎月1冊、英語の本をBOOKというコラムでご紹介させていただく。
今月は、ttyl。
もうすでに、評判は良いらしく、大型ネット書店では売れているらしい。「出来れば、キッズブックスで買ってね」と言いたいところだが、大きいところには勝てないのである。キッズのほうが安くて、在庫があるのですぐ手に入るのになあ。
本書はアメリカの女子高校生の物語。内容もさることながら、チャットで多用される英語の短縮言葉だけでも楽しい本だ。
ttfn は続編だが、実はこちらのほうが深化していて、さらにいい。
ご紹介の本はともかくも、日本人は本当にまじめだ。アエラを読んで、英語力を磨こうとしている人たちが、何万人もいるんだから。と言うわたしも、何を隠そう。ずっとまじめな英語学習者だったから、今の仕事があるわけのだ。自他ともに認める勤勉さで、中学生のときから中年の今までずっと英語の勉強と日本語の勉強をさぼったことはない!
地道な努力が英語力獲得の王道だろう。そして、いつも言っていることだが、本!本をたくさん読んで、体の中の「英語密度」を高めるのだ。また、単語は文脈で捉えないと、覚えるのは難しい。そのためにも、英語を聞くことと、読むことはなるだけ多くするといい。「英語密度」を密にする努力をすることだ。
わたしは面白い本を見つけてくる、とよく言われる。選書がいい、とおだてられて「選書や」みたいな仕事をするようになった。であるからして、わたしの(キッズブックスの)ブッククラブの選書はなかなかユニーク、のはず。春からはリニューアルするので、その選書で今、頭が忙しい。さらに多くの人に、英語の読書を楽しんでもらえるよう、興味を持ちやすいものを選んで行こうと思っている。会員が増えるといいなあ。
『ttyl (Talk to You Later)』(またあとで!)
作者:Lauren Myracle
『ttfn (Internet Girls)』(インターネット・ガールズ)
作者:Lauren Myracle