リードアラウド、近々の選書

 今度の日曜日9月23日は、クレヨンハウスでリードアラウドの会。いつもながら選書には気を使う。書店でのこうしたワークショップには、幼児(いちおう5歳以上とはお願いしているが)から大人(指導者)までが参加なさると予想しなければならない。その参加者みなさんに、程度の違いはあれ「楽しかった」という印象を持って頂きたいのである。

 7月は、When Sophie Gets Angry-Really, Really Angry…
を使い、子どもの「怒り」を会場全部で表現するほどROARなどの発声は楽しめたと思う。この会あたりから参加者が30人ほどになって、ますます本の力とこちらの力が試されるようになった。この日は、ROARひとつ印象づけたことで、わたしは満足。

 今回は、The Mouse, the Cat, and Grandmother’s Hat
である。Sophieほどの知名度のない本だが、文字と絵が特別よく対応 しているところがいい。ほとんどフラッシュカード並みだ。This is Grandmother’s hatという文に、帽子を被ったおばあさんだけが描かれていると言う感じ。ただ、それが次のページで
This is the mouse that hid under Grandmother’s hat.
と引き継がれ、長めの文と少し複雑化した絵が紹介される。こうして複文なども多く登場するのだが、簡単な部分が徐々に重なっていく形なので案外無理がなく読めるはずだ。

 日本の中学での典型的英語例文、This is a book. なども、本書のように物語をつけて説明すれば、そう無意味な文に見えないだろうに。いつも本書を読み返すたびに思う。

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