ポートランド交通事情

今日も快適なポートランドの夏。タンクトップのうえに長袖の羽織ものがあればベストの気候だ。木陰で20度くらいか。木漏れ日が、舗道にきれいな動くパ ターンを作っている。それを楽しく追ううちに、それが自然と散歩になる……はずなのだが、今年は勝手が違う。わたしの住む5番街に、新しくLight Rail(路面電車)が通ることになり、その工事で毎日あちこち舗道が交通止めになって、途切れてしまう。

ポートランド市内に住むなら、車はほとんどいらない。わたしは徒歩と路面電車、Street Carのほうを利用する。Street Car はまあチンチン電車、ほんとに「チンチン」とベルを鳴らす。これも延長中で、ウィラメット川沿いまで開通したばかり。先日は、Powell’sのマイケ ル・パウエル社長も、延長開通祝いのリボンカット式にご出席とのこと。Street Car の重要なサポーターのひとりだ。

パウエルズ書店の知り合いから、昨日こんなメールが来た。
… I’m so proud of this city now that Tokyo is noticing us!

何のことかと言えば、日本のTVがポートランドの公共交通について、こんな報道をしたから。
http://www.commissionersam.com/node/2719

これは、たぶんこの春に読売新聞、生活情報部がポートランドを連続コラムで紹介したことがきっかけだろう。わたしも微力ながら通訳のお手伝いをした取材である。
この英語の翻訳もつけられたTVニュースのリポートは、
1)自転車を交通手段にすることで、いかに環境に優しい街作りをしているか。
2)国としては京都議定書にサインをしていないが、市がこんなにがんばっていて、二酸化酸素削減にも大きく貢献した。
3)やればできるんだ!
という感じでまとめられていた。

わたしは自転車をまだ買っていないが、先日、例の19歳の少年たちと貸し自転車屋でかっこいいスポーツ車を借り、川沿いを半日走った。快適のひとこと。
「もうここ、オレゴン!って感じだね」
都会育ちの19歳も、静かに興奮して、後続の自転車から叫んでいた。15分もウィラメット川を走ると、あたりは森と草原。野性の花が咲き乱れる。沼ではサギが羽を休めている。空気が甘い。

街中も走ったが、自転車専用レーンがほとんどの道にあるし、駐輪用の柱や柵がすぐ見つかる。カギをかけるのと、ヘルメットが面倒なだけ。路面電車の中にも、自転車を持ち込める。

仕事が順調に進んだら、この週末はまた自転車を借りようかな。

今日は日本では23日、『アエラ English 』が出る日かな?「多読」の記事と、「パウエル氏インタビュー」が楽しみ。