キッズブックスによせられる、英語絵本よくある質問:何歳から英語の絵本を与えるか。

「何歳から英語の本を与えるか」、この質問は何度となくキッズブックスに寄せられて来た。そして「英語児童書ディレクター 大島英美」にも、よく向けられる質問だ。
 これ、簡単ではない質問なのである。今のわたしの頭と、経験でお答えすると次のようになる。

質問への答え、英語を母国語とする親(片方)がいるかいないかで違う。

いるなら、答えはAs Soon As Possible。これは簡単。胎教から、お腹の赤ちゃんに向かって、Read Aloud (リードアラウド)!

いない場合(多くの日本人の子どもの場合);
1)親のどちらがでも、英語に対する興味が非常に大きい場合、子どもと一緒に英語を学び直すつもりで、ネイティブ並みに胎教から始めるのもいい。自分が楽しめるかどうかが、決め手。「外国語」として認識して与える(母国語を混乱させないため)。「英語ではこういうのね!」などと日本語をはさむ。
 無理は禁物。楽しさを感じないなら、2)へ。

2)親にとって負担だったり、苦痛の場合は無理せず、4歳くらいまで待つ。この頃から、CD、DVD、指導者のもとで英語の「洗礼」を受けさせる。親は英語に自信なくとも、一緒に学んだり楽しむ。ヘタでも楽しむ姿と興味を持っているところを見せる。そして、子どもの出来を褒める(実際、子どもの吸収力は素晴らしく、心から感心するだろうから、それをおおっぴらに子どもに見せる)。しかし、発音やマル覚えではかなわないが、読解はできるし、深いところを見せる(親の威厳を見せる)。
この段階を、(子どもの精神年齢にもよるが)遅くとも8歳くらいまでに通過させたい。

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