「リードアラウド」と「読み聞かせ」または「Read aloud]

 最初に、「Read Aloud」と「読み聞かせ」そして「リードアラウド」は違うと明言しておこう。

「Read Aloud」を英語圏では、学習者自身の音読と指導者が読み聞かせることの両方の意味で使う。対して、わたしが提唱している日本人向けの「リードアラウド」は、学習者の音読が主で、指導者による「読み聞かせ」はほとんどない。

 日本語を母国語としている英語学習者、特に初心者に英語の本を読み聞かせたところで、ほとんど理解できないのが現実だろう。英語の本の読み聞かせは、一般的に英語学習初心者には無意味だ。

 だからわたしの「リードアラウド」は、学習者が指導者と一緒に読むこと(read along)と、ひとりで声に出して読む(read aloud)、そして学習者自身が誰かに読んであげることという3種類の音読をさす。受動的に「読み聞かせ」られるではなく、能動的に自分が声を出す「音読体験」を通して読書の楽しさを知ってもらうことを目的としている。このようにわたしは、「リードアラウド」を特別な使い方をしているので、「(c)大島英美」としたいくらいだ。

 まとめ:
「リードアラウド」=1.誰かと一緒に音読すること
          2.ひとりで音読すること
          3.誰かに読み聞かせること

 

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