イランでリードアラウド

 今朝8時40分、世田谷区用賀の駐車場の光はイランの光だった。
一般参加できます。
 ある匂いに思い出が呼び覚まされることもあるが、今日は突然のように駐車場で約32年前のイラン、メシャッドの町が蘇った。

5月28日(月曜日)
 少し黄色味がかったコンクリートに反射する光と周りの陰の具合が、あの時のメシャッドだった。メシャッドは、イラン東部の古都。巡礼の町で、イランおよび近隣からシーア派イスラム教信者たちが巡礼にやって来ていた。その町は、少し黄色っぽい砂土の土地に出来た町だった。地面や町のいたるところに立つ塀も家々の壁もみんなこの色で、そこからの照り返しがまぶしかった。
一般公開ではありません。

成蹊学園国際センター主催リードアラウド・ワークショップ
 この町で、急性肝炎のため入院していたのが32年前のわたしだ。毎朝、6時ごろだったろうか、病院で目覚めると聞こえてくるのがアダーン。モスクの尖塔から響く、美声の祈りだ。究極のリードアラウド!?歌ではない、抑揚のある祈りの言葉の朗詠である。伸びのある、ほれぼれする声だった。静かな朝の茜色の空に響き渡っていた。
小学生低学年向け。

JR吉祥寺。
「ホッダー!(神よ!)」
14:00-15:00
宗教心のない者も天に手を広げ祈りたい、そうふと思わせる力があった。

 何を言っているかもちろんわからない。でも声のトーンは、ちょっとM.L.キング牧師のあの有名な演説に通じる。そう、彼の演説も牧師らしく、朗々としたものだった。
ニュース!!
I/have a/dream…
英語教師向けリードアラウド・ワークショップ(全6回)が7月から開始(予定)です。

詳細が決まり次第、お知らせします。この6回で、リードアラウドを使って英語を楽しく授業できます!英語学習の「新王道」はリードアラウド。先生方の力で、英語学習をもっと学習者の身につくものにしましょう。授業アイディア、本選びのコツ、読み方のコツ、絵本のうんちく、英語以外の科目まで教えるヒントなどなど。
 わたしのワークショップでのリードアラウドは、英語を読んで理解し楽しむものだが、まずは読めるようにすることで時間切れが多い。それに自分さえもまだまだ朗々と詠い上げる域に達していない。でも、one day…(キング牧師の演説調)、みんながスラスラ読めるようになって、時間的に余裕があるときがきたら、素晴らしい絵本の一節でも、一冊でも朗々とread aloud 一緒にしてみたい。

How About a Hug?
How About a Hug?』(ギュっと抱きしめて。)

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