まだリードアラウド

現在、日本の子どもたちにRead Aloudする意味や、その仕方など本にまとめようとしているところだ。
今日は、Though Boris (by Mem Fox)がRead Aloudするのにぴったりなのを再認識した。恐ろしい顔をした、荒くれ者の海賊ボリスの話で、ボリスと海賊たちの「荒くれ度」が畳み込むように語られていく。ところがこんなボリスに「泣き所」があった。ペットのオウムをひどく愛しているのだ。そしてそのオウムが死んでしまうのである……。

繰り返しがあり、絵から内容が予測し易く、文章が短い。それでいて語彙が知的。大人の胸をキュンとさせる「おち」がある。リードアラウドに理想的だ。

この作者、Mem Foxは他にも、Koal Lue やPossum Magicなど、read aloudすることを念頭に置いた本を書いている作者だった。再発見。

Tough Boris
Tough Boris』(海賊ボリスとオウム)

Possum Magic
Possum Magic

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