大島英美のポートランドだより お自転車様

ポートランドはいろんなものに優しい街だが、そのひとつが「Bike Friendly」だ。

「何々に優しい」を「XXX Friendly」と表現する。
自転車レーンがそこら中にあるし、自転車道路(Bike Trail)がどんどん整備されて来ている。さらに自転車は、バスにも路面電車(street car)にも積み込みOK.

わたしも、記者と一緒にウエラメット川端の rental bikes の店で自転車を借り、走ってみた。貸してくれた bike (英語では自転車を bike といい、日本語のバイクにあたるものは motercycle という)は7段ギア付きで、かなりいい気持ちで走れた。記者は三輪車! 「荷物を積めますから」とのことだったが、ペダルがかなり重そうでその横をわたしが、すいすい。

5月の市議会で通れば、近いうちに、”Kiosk”と呼ばれる自転車のレンタルステーションが市内各所にできる。クレジットカード決済ですぐに借りられ、好きな”Kiosk”で返せるようになる。この立役者、市のコミッショナー(市議会の大臣のような役割)Sam Adams さんにもインタヴューした(ハンサムなゲイで有名)。

自転車環境で日本と違うのは、「ママチャリ」をほとんどみかけないこと。自転車が好きで乗っている人が多く、かなり本格的なものが多い。坂が多いので変速ギアは必須。格好も、自転車乗りらしい人だらけ。また今の流行のひとつは、背もたれシートに座るタイプの自転車「リカンベント」。日本ではまだ馴染みがないが、ここ数年人気がでてきている。イージーライダーみたいにイスが低いところにあったり、ギアが前輪より前に付いていたり。それにパンクっぽい格好のひとが乗っているのを見かけることがある。

ヘルメットは18歳未満はかぶらなければいけないが、18歳以上なら義務ではない。とはいえ、みんなかぶっている。そんなこんなで、ちょっとわたしが乗り始めるには、あまりにスポーツっぽすぎるかも……。

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