ポートランド出張

「春休み」はいつものようにポートランドで、翻訳を仕上げようと思っていたが、またもや他の仕事をくっつけてしまった……。『えいご』コラムで長年お世話になっている新聞社の、ポートランド取材のコーディネーションと通訳。
 
キーワードは「Social Capital」。言葉自体は人々が「社会の財産」という意味で、ポートランドの街は人々が密接に街作りに関わり、自分たちの手で住みやすい街にしてきた好事例という。それをいくつかの切り口から取材する手伝いをする。

わたしがポートランドをアメリカの「故郷」に決めたのが1999年。それも1991年に初めてBooksellers’ School入学のために訪れて以来、考えて来た事だった。「住みやすさ」の空気を91年に感じたのは先見の明だった?ほらね!

子連れでも、女一人でも危険を感じないあたたかさ。ほどよい都会らしさ。徒歩で用が足せること公の交通機関が発達していること。車で10分でもう自然がある環境。野菜と果物、有機農法にして美味。そしてもちろん、第一要因はPowell’s,最高の本屋さんがあること!!などなど、住むには理由がある。

今度の取材で、今までわたしには見えていなかったコミュニティの活動、運動などが見えてくるはず。仕事なので緊張もするが、新しい経験は楽しみだ。

それにしても、「何でポートランド?」である。偶然や縁、一種のわたしの「執拗さ」がこういうことになって、とっても不思議。
出発は来週29日。4月、八重桜の咲くのが先かわたしの帰国が先か……。

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