大島英美@(読み聞かせじゃない)英語絵本リードアラウド

先週の日曜日のワークショップで使った
Talk to Me About Alphabet
は、2歳から8歳くらいの子どもが参加したところでも、「つまみ読み」できるテキストなので、これからも使えそうだ。
味のある絵で、大人にも受けは上々だったという感触。

昨日は小学生3年生から6年生の参加者で
I’m Not Bobby
だったが、初めに英語の絵本をRead Aloudすることの意味を話したので時間が少々足りなくなって、最後は急ぎ足。テキストが親と反抗期の子どもの、いろんなニュアンスを感じる会話でできているので、解釈を加えながらいくと時間がかかる。本書を使うときは、60分フルに読みの練習に使うべきだった。複文を、単語、句、節と短いものからだんだんに練習していき、最後に全文を読めるようにする練習は、この日の参加者の年齢には有効だったように思う。

メモを熱心にとるお母さんがたが印象的だった。親子クラスの可能性を見た気がした。

大島英美@(読み聞かせじゃない)英語絵本リードアラウド

旧知の渋谷区立小学校の校長先生と昨日お話をした。
現行のメソッドが、理想的に効果を発揮するのは個人レッスンの場合。マスであるクラス単位の生徒を相手にするには、どうしてもスキができる。提唱するリードアラウドは、今あるプログラムの中の「変化球」のひとつとしていいかもしれないと思った。リードアラウドの楽しみのひとつは、演じる楽しみで、それには観客が必要。30人程度の級友たちがちょうどいい観客になる。「参加していない」という罪悪感なしに、クラス全員が楽しむ可能性がある。

同区内で学校の「個性」がどこまで発揮できるのか、政治的なものもありそうで門外漢には分からない。だが、せっかく英語に年間30時間も時間をとれるのなら、「英語っておもしろいかもしれない」という印象を持って中学校に送り出したいものだ。「勉強がもうひとつ増える」という暗い気持ちにはなって欲しくない。

『Talk to Me About the Alphabet』(by Chris Raschka)
を予習した(今度の日曜日にワークショップ)。アルファベットを学ぶのに、こんな「脱力系」の本だったら大人だって楽しい。正体不明のおじさんが「おい、アルファベットのことについてちょいと、話そうぜ」とスクーターに乗ってやってくる。たとえば、しりとりゲームでもう種切れ状態に陥った時に「ずる」して、擬音や感嘆詞などで逃げようとすることがある。このおじさんも、AからZまで言葉をあげていくのだが、たびたび「ずる」をする。ちょっとお酒でいい気持ちになっている父と遊んだ時を思い出したりして、胸が熱くなった。

大島英美@(読み聞かせじゃない)リードアラウド

大島の提唱するリードアラウドの一番のコツは、選書。

人を引きつける魅力のある本であること、
絵だけでも物語の予想がつくもの(絵が文章の説明になっているもの)、
1ページの文章が1行から3行くらいのもの(繰り返しがあればもう少し長くてもよい)、
でないと、日本の学習者にはとても難しい。
選べる方は大勢いらっしゃるだろうが、手っ取り早いのは提唱者であるわたしが実際に使って使いやすかったものを、使っていただけばいいと思う。

2月25日(日)9:45からのクレヨンハウスでのリードアラウド・ワークショップでは、Chris Raschka の
『Talk to Me about the Alphabet』
を使う。しゃれたアルファベットの本で、会話体が多く楽しめるだろう。初物なので講師としてはちょっと緊張する。

翌26日の成蹊学園では、
『I’m Not Bobby』
これまた子どもの本としては、しゃれていて、ちょっと「濃い」親子の会話のテキスト。だからこそ高学年に選んだのだが、どう乗せるか。これまたチャレンジ。

I'm Not Bobby
I’m Not Bobby』(ぼくはボビーじゃない!)
13%off 1890円

「リードアラウド」というのは…

「リードアラウド」
意味:大人が朗読し、聞かせて終わる一方通行な「読み聞かせ」ではなく、子どもも一緒に声を出して、本を読む楽しさを「体感」できること。

3月10日に発売予定の『別冊 AERA with kids English 英語キッズの育て方』で、当社代表である大島英美が実践している「リードアラウド」の記事が掲載される。それには成蹊学園で行っている「リードアラウド」の様子が取り上げられていて、読むだけで大島の「リードアラウド」がどういったものなのか、よく伝わってくる。そして実際に「体感」してみたくなる。

私もこの会社に入ってすぐの頃、実際体験したことがある。その時は、英語教師の方を対象にした授業だったのだが、約1時間(1冊)が妙に短く感じた。それだけ充実した時間だったのだ。一小節ごと、発音や意味を丁寧に説明していく。中学・高校で「英語の授業」が半ばトラウマにもなっていた私は、もっと早くに大島の「リードアラウド」の授業を受けたかった……としみじみ感じた。もし、私が中学や高校時代に大島の授業を受けていたら、もっと英語が好きになっていたかも知れない。もっとまじめに勉強していたかも知れない。そんな後悔にも似た、何とも言えない気持ちになった。

成蹊小学校で、大島の「リードアラウド」の授業を受けている子どもたちの顔はどれも真剣で、退屈な顔をした子どもが一人もいない。退屈どころか、笑顔で楽しそうだ。「わたしもまぜて〜[:てれちゃう:]」と言いたくなる。授業を受けた子どもたちから、感想文が送られてきて、一度読ませてもらった事がある。授業を真剣に聞いていないと、とても書けない内容だった。それだけ、子どもを惹き付ける授業なのだ。母国語ではない言葉を、自分でも読むことが出来るという嬉しさや楽しさが、次につながる。

「リードアラウド」きっとあなたもクセになる。

大島英美@(読み聞かせじゃない)リードアラウド

『大島@ガンガン日記』をひとまず終えたところで、やっとわたしの「新年」を始める。

今年は、「リードアラウド」を広める年にしようと決心。3月10日発売の朝日新聞社出版局刊の『別冊アエラ・イングリッシュ:キッズ』で、大島による成蹊学園国際教育センターでの「リードアラウド・ワークショップ」の様子が、かなり詳しく紹介されることになった。

ありがたいことに「読み聞かせとちがう」とタイトルの上にふきだしがつけられている。そして、日ごろからわたしが口をすっぱくして言ってきていることが、ほとんどその通り記事になっている。

この日記では、一体わたしは何を「リードアラウド」に託しているのか、それに関わる日々の活動(ばたばた?)を記していくつもり。

ちなみに来週は(ばたばた)忙しい。
2月21日は、わたしの「元生徒(大人英会話教室)」で、今はある小学校の校長先生という人に小学校での英語についてヒヤリング。

2月25日(日)は、表参道のクレヨンハウスで「リードアラウド・ワークショップ(時間9:45-10:45。一般向け。教材を購入し参加。大人だけの参加も歓迎)」。

2月26日は、成蹊学園国際教育センターで小学生中・高学年向けの「リードアラウド・ワークショップ(時間15:30-16:30。非公開)」。