大島英美のBLOG

「異次元」のスケーティングを見てみた〜2015NHK杯の羽生選手

運動音痴なのに、なぜか野球ドラマやフィギュア・スケートの選手権を見るのが好きだ。

人生を見ているのかも知れない。

「異次元」の羽生選手の滑りを、じっくり見た。
SPは、これ。

(英語圏のTV中継で、スケーターによる英語解説が好感もてる。具体的に、「ここ、ここなど簡単に見えるが、そう見せるのは本当にうまいから」など、興奮気味に語るが、素人に見所を教えてくれる)

フリー。

姿よし。
演技よし。
このふたつがマッチした、中性の魅力。
20歳すぎて、このイメージを自然に保っているのは、一種、日本的か。

他の男性スケーターがしたら、女性的な表現として違和感が湧きそうなところも、自然だ。

ジャンプよし。
難しいジャンプが、本当に楽そうに見える。

スローモーションで見ると、ステップ一歩一歩が美しい。

今回は、衣装も音楽もよし。
特にフリーは、「西洋人の東洋趣味」に迎合したものではない平安朝、これは新しい。

「細くて小柄なのに強い」「一重っぽい目」「きれいな肌」「オリーブ色っぽい顔色」は、元々あるジャパニーズのイメージだが、
羽生選手の、顔が小さくて首や手足が長い姿は、実はあまり「日本的」ではない。
だが、こういう若者もいるのが今のジャパン。

羽生選手の活躍は、素晴らしい滑りを通して、図らずも日本の「多様性」を世界に紹介してくれているようでもある。

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TVドラマ『Law & Order:SVU』はお好き?

アニメを除く米TV番組史上で、もっとも長寿、『Law & Order:Special Victim Unit』のファンである。

リアルなニューヨーク市、そしてアメリカが覗ける。
また長寿番組なので、番組開始時の80年代後半からの近代史的なアメリカを覗くこともできる。

犯罪を犯したり、被害者になる人々がリアルで、社会構造や違った価値観、人種、その時々の問題等が、透けて見える。

同時に、日本にいながら、米国の様々な英語に耳をならすこともできる。

人気が高いから今なお続いているシリーズで、どれだけ人気が高く人々に浸透しているかが、こんなパロディからもわかる。
なんと、子ども番組にも!

ちなみにオリジナルのタイトル部分は、こちら

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軍人の後ろを歩いていたら

 ダウンタウンで昼食後、徒歩で帰宅途中、後をつけたわけではないが、ずっと軍服を来ている人(軍人でしょう?)の5歩ほど後ろを歩くことになった。

 砂漠での戦争(イラク、アフガニスタン)が長いからだろう、資料によれば、砂漠の自然の風景に溶け込むようにデザインされた、砂色で砂模様の軍服だ。靴もゴールデンリトルバーみたいな色。「過去の批判に答え、自然の風景にはほとんどない黒は、除外した」らしく、黒はどこにも使われていないのが新しい感じだ。

 彼はアフリカ系の若者で、しっかりと大地を踏みしめ歩く。そこにまず、昼休みらしいテイクアウトの昼食を持った会社員が通りかかり、「頑張ったね、イイゾ」と親指を立てながら声をかけた。若者は「ああ、ありがとう」。

 昔の軍服(ベトナム、熱帯雨林系の色)風のシャツを着た60歳代後半くらいのおじさんが、「君もだね?わしもだ」と、自らの出で立ちを指差し仲間のように微笑んだ。
「ああ、そうですね」。彼も微笑み返す。

 さらに歩いて行くと、完全に70歳は過ぎている感じのおじいさん。すれ違う時に、ちょっと顔を引き締め「Thank You」の口を作った。遠くからでもわかる、はっきりとしたThの口とYの口の形が見て取れた。
「……」。黙礼した。

 そして、わたしのアパートのある角にさしかかり、彼は左に曲がり川のほうへ降りて行った。後ろ姿に、まるでHero という言葉が浮かぶのを意識したような、存在感のある姿だった。

 彼がなぜ軍服で歩いていたかは知らないが、もし軍人で、戦争の後遺症で鬱になったりしたら、こうして軍服を着て街を歩くと、心にいいかもしれない。
アメリカは今も、戦争をしている国なのを思い出させる場面だった。

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そろそろLittle Blue and Little Yellowの練習!

指導者向けワークショップ、次なる課題はLeo Lionniの名作、『あおくんときいろちゃん』
Little Blue and Little Yellow『Little Blue and Little Yellow』
日本語で読むのと、英語で読むのとで、違和感が多少強め?この感じは、たぶん翻訳がとても自然な日本語で、英語の痕跡が消えているからとも言えるからかも。
p.12で
but his best friend is little yellow
p.13で
who lives across the street.
翻訳版の同じ絵の文はこうなる。
「でも いちばんの なかよしは きいろちゃん」(これはほぼ100%同じ)
次の文はこうだ。
「きいろちゃんの おうちは とおりの むこう」

これが、とても自然な訳で素晴らしいのだけれど、たとえれば英語だと1曲なのに、日本語は2曲歌う感じ。逆に言うと、用意した曲に対して英語文が長く、言葉を言い終わる前に曲が終わる。2曲に乗せるには、文は一文でつながっている。違う長い曲にしなければならないという感じだ。

語学なのに音楽的な感覚で感じるところも、興味深い。
わたしは、英語と日本語で別の曲にした、というか読み方を変えることにしている。

ところで、日本がでは「ひらいたひらいた なんのはながひらいた」という遊び歌のところ、原書はRing a Ring O’ Roses。これはいったいどういうものかは、こちらから。
日本語でのはよしとして、さて、原書のほうのこのページ、どうしますか?

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シニアたちとリードアラウド

 月に1度、二子玉川にある高齢者施設でボランティア、リードアラウドしている。8~12人くらいの紳士淑女が参加して下さる。そろそろわたしも、みなさんの名前を覚え、みなさんも、慣れてリラックスしていただけるようになったような感じがする。

 向学心が強く、若々しい。歯(入れ歯?)の具合が悪く発音がしにくい日があったり、リハビリ中で言葉が出にくかったり、ときどき別世界に飛ぶ(居眠り?)こともある。個性が豊かなクラスを受け持った感じ。なんだか様子を見ていると楽しくなる。

 質問も出るようになった。「astonishedが分からないわ」とひとり。「surprisedと言い代えることもできます」というと「あ〜あ、そうなの」と、手応えがすごくいい。ただ読むことならすぐにでも出来てしまう方々ということが、よくわかったので、これからは表現力をつける方向に向おうと思う。

 ボランティアをご一緒してくださったふたりのKさん、どうもありがとうございました!5月は25日を予定しています。ページを追うことや、本を押さえておくことがちょっと不自由な方々の、手となったり、繰り返す文をなぞりながら一緒に読んだり、シニアたちの大きな助けになっています。