大島英美のBLOG

大人セミナーでやってみたシャドイング~キッズブックス英語スクール

英語えほんを使って、朗読を軸に英語全般、会話まで学んでいく大人セミナー

Dr. Seussの『Fox in Socks』を現在使っている。
Tongue Twistersが続く、Dr. Seuss一流のユーモラスな不条理の物語。

なかなか、発音や読解を気にしつつ、fluent に早く読むのは難しい。

注意する所が多いと、読むのが遅くなり、速く読むといろいろおろそかになる。

そこで、Shadowing を取入れてみた。

すると…

むむ。手応えがある。

しばらく、特にこのDr. Seussが終わるまで、やってみよう。

ちなみにShadowing、この人がよくデモンストレーションをしてくれている。

特に、5分過ぎくらいのところから、shadowingのデモンストレーション。
参考まで。

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みなさんの『Tough Boris』が待ちどうしい〜 絵本リードアラウド認定講師講座6月

6月10日の認定講座/ワークショップの準備をしながら、改めて思う。

『Tough Boris』は、リードアラウド指導者の頑張りがいがある本だ。

toughだけでなく、fearless、greedy、scruffyなどなど、身体に落とし込んでから表現しないと上滑りする形容詞のオンパレード。

言葉少なく、空気を表現する必要がある場面の連続。

武者震い。

いったいみなさんはどう料理してくるのか。

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リードアラウドは「弾ける」場〜「折々のことば」より

今朝の新聞「折々のことば」はロラン・バルトの言葉:

ゼミナールは、私にとって(軽い)錯乱の対象であって……この対象に惚れ込んでいる

そして、解説にこうある。

ゼミナールはラテン語の「種」に由来する。

ゼミナールは種が蒔かれる場所、
教師も学生もなくそれぞれに弾ける場所なのだ。

そこでは確定した何かが伝授されるのではなく、
解らしきものはみな宙吊りにされる。

足場を崩され、めまいに襲われる。

そしてそういう交感が何にも代え難い悦びとなる。

「テクストの出口」(沢崎浩平訳)から。

先日のカルチャーセンターで、お互いに自分たちの朗読を講評し合ったときのこと。

昨年から続けている「先輩」が、今期始めたばかりの「後輩」を講評した。

「もう少し、弾けるといいですね。
弾けると自由になって、表現が出てきます。
わたしも、弾けました」

そう、弾ける。

なにか流行言葉のような使い方だと思いつつ、わたしも使っていた言葉。

でも、古典的な意味を持ち、実はワークショップの本質を突く言葉だった。

わたしが指導者、先生なんて畏れ多い。
ファシリテイター、テーマの提供者のつもり。

わたしも、弾ける。

そして、みなさんとの交感が何にも代え難い悦びとなっている。

ワークショップ、
セミナー、
カルチャーセンター、

大人や子どものみなさん、ありがとう。

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『Frog and Toad』を高齢者施設で読む

月1回の高齢者施設の3人のマダムとの英語の時間、始めてから4年以上になる。

平均年齢90歳+の3人が、ひとりも欠ける事なく元気でシャープで、ずっと続いているのが本当に素晴らしい。

教材は、もちろん絵本。

でも、3人中ふたりは、英字新聞の元記者とカナダ領事館に元職員。

そんな英語の元プロを交えていることもあって、特に中身の濃いものを厳選したきた。

そして、いつも嬉しいのは、こんな声が聞ける時。

「なんていいお話でしょう」

「絵本ってこんなに、大人にも考えさせるものなんですね」

「内容が深いですね」

「まあ、心を洗われるような奇麗な絵」

みずみずしい感性で、しみじみと、時にはあでやかな喜びの声を聞かせてくれること。

「今更、絵本なんて」
「わたしたちに失礼よ」

などと思われはしまいか心配したのは、杞憂だった。

最初は、「声を出す」ということに特に惹かれて始めた人も、思いがけずに絵本に文学や芸術の香りをかいで、続けていただけているようだ。

英語そのものの難易度はいろいろ。

他のリードアラウド・クラスの選書と一番の相違点は、文字の大きさの考慮。

3人ともに一番悩んでいるのが、視力の衰えなのだ。

字が小さいと、とても読みにくく、読み間違えが増える。

そんなことにも気がまわらなかった初期の頃は、わたしはみなさんの読み間違いを「英語の間違い」と思ったことも。
大変失礼なことをした。

文字が小さいのは、選外。

今では、
文字が大きいもの、

行間が広いもの、

と目に優しい本を心がけている。

また、
選書の第二のポイントは、
文学・芸術性。

ただ英文を多読することには、みなさん興味がない。

ゆっくり英語を味わう。

しっかり声を出す。

なので、

韻やくりかえしの音を楽しむ本、

物語の展開の面白さを堪能する本、

子どものかわいらしさを改めて感じ入る本、

挿絵の詳細へのこだわりや、色彩や造形の美しさを味わう本、

異文化への目を開かせてくれる本などなど。

これまでの選書、すべてに目を輝かしていただけたのが、わたしの勲章だ。

さて今、

まさに読んでいるのは『Frog & Toad』。

文は多少長いが、いくつかの章に分かれているので、息切れしないちょうどいい長さだ。

そして、文字の大きさ。

十分に大きい!

「大人に役立つこと、友情について学べますねえ…」

「今でも、役に立つわね」

は、昨日読んだ章のみなさんの感想。

よかった、よかった。

みなさん、これからもどうぞお元気で、ご一緒しましょう!

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英語秀才の読み(朗読)の磨き方~リードアラウド研究会

リードアラウド、もしくは「声に出して読む英語絵本」と称してワークショップカルチャーセンターの講座を受け持ち、大人のみなさん、それも「英語秀才」たちに接する機会が多い。

幅はあるが、英語検定だったら2級以上、ひょっとすると1級の人もまじっているかもしれない。

学生時代に、しっかり英語の勉強をしたみなさんが、どうも「もっと」を目指して集まって下さるようだ。

そういったみなさんに、

英語を母語としない子どもたちをも飽きさせない、そしてそれなりに内容をわからせる英語絵本の読み方を、畏れ多くも、指南するのがわたしの役目である。

そこで、これまでにかなりの数のみなさんに接してきて、ある「発見」がある。

                ↓

みなさんの読み方には、ある共通点があること。

そしてその共通点とは…

                ↓

Vocal varietyを磨くだけで見違える程、上手になる!

ということ。

たいていの場合、自己流の読み方をしてもらうとこんなだ。

                ↓

・pitch(音の高低)はほぼ平坦

・tone(調子)にほとんど変わらす一定

・volume(大きさ)は一定的

・rate(速さ)は均一

いい方を変えれば、

安定したpitchで、
終始落ち着いたtone、
はっきり聞きやすいvolumeで、
一語一語が聞き取れる、ディクテーションしやすい均一な速さ

で「聞きやすい」ー

と言う人もいるに違いない。
だから、たくさんの英語秀才たちが、この読み方なのだろう。

おそらく、日本の学校で推奨されている?

ところが、である。

この読み方。

遠慮のない子どもたちの前で、またはランダムに抽出した(英語秀才ばかりではない)聴衆の前で読んでみると、こんなことに。

彼らの顔にこんな表情が…、

つまらない。
わからない。

                ↓

なぜだろう?

なぜ、つまらなくて、内容も伝わらないのだろう。

                ↓

考えられる理由を、書き出してみる。

・文の流れやtoneに関係なく、一語一語を均等に、辞書の音声機能を再生したようなニュートラルな感情で読んでいる。

または、感情を入れても、ワンパターンである。

→ 心に響かない。起伏がなく飽きる。

                ↓

・一語一語を独立的に、無機的に読むので、単語個々は「聞き取りやすい」。代わりに、文の流れやニュアンス、構成がわからない。

→ 全体の感情や動きや登場者の様子が感じられず、想像力がわかない。単語は知らないので、ちんぷんかんぷん。

                ↓

文が本来伝えたいのは、意味や情報、そこに表される感情だ。

英語がほとんどわからない子どもや大人にも、読みの魅力と絵の力で、説明や逐語訳しなくとも英語絵本の内容は、ある程度伝えられ、面白いとまで言ってもらえるものだ。

英語秀才のみなさん(リードアラウドに興味を持って下さっている方はほぼ全員)は、だからあと、これだけ。

                ↓

Vocal varietyを磨くだけで見違える程、上手になる!

                ↓

・pitch(音の高低)

・tone(調子)

・volume(大きさ)

・rate(速さ)

これらの要素を、自在に変えられるようになる練習さえすればいい。