『I SPY』で悲喜こもごも~キッズブックス英語スクール

 

案の定だった。この本の子どもへのインパクト。

 

未就学児は「競争心」に火がついて、少々ヒリヒリ。

ミッケできた数でクラスメートに「負け」て、烈火のごとく泣き叫ぶ子どもに、久々に人間の本能的な心の動きを見た。

 

「負けたくない気持ち」のエネルギーは、尊い

 

今の本人には苦しいかもしれないが、自分で収める力をつける機会だ。

 

この日のこの子も、半年前と比べたら怒りを収めるのが早くなった。

帰りがけには、ご機嫌に。

 

小学生クラスでは、もう泣く子はいないが、ミッケが遅れる子どもに微妙な心の揺らぎがあって、興味深い。

 

「6、7歳まではミッケが良くできるのだけれど、どうも大人の仲間入りすると大人と同じくミッケが下手になっちゃうんだよね。8歳からかなあ」

 

「6、7歳」は適当な年齢、たまたまこの日のミッケで調子が良かった子たちの年齢だが、8歳と指導者、母たちがちょっとだけミッケに手間取っていたので、こんなことを言った。

 

「あの、8歳だけど」

 

マンガの描写で言ったら「ザーザー」と顔に線が描かれた感じ。

青ざめた?

 

大人たちは、確かにどこかが変わってしまって、絵本の絵の観察力が落ちている。

 

でも、8歳は冗談!

 

大丈夫。すぐにミッケに慣れるから。

 

ちなみに、この『I Spy』はシリーズになっていて、小学生5~6年生でも大好きだ。

翻訳もあるのだが、英語がオリジナル。

 

語彙を楽しく学べる。読み下しの練習になる。

そして、もちろんリードアラウドも。

 

まだまだ先のページ、そしてまた続編もたくさんあって、楽しみだ。

 

 

 

 

『Bark, George』こんな風にも読める~キッズブックス英語スクール

『Bark, George』をリードアラウドしているビデオで、プロのものがありました。

こちら;

スクールでは、12月の発表会で、親子クラスのみなさんの課題書の1冊にと考えています。
ご参考に、どうぞごらんください。

認定講座第6回報告その1:分析そしてキャラクター作り〜リードアラウド研究会

パステルカラーの色調のメルヘン、でもただの夢物語ではなく、生きる喜び、幸せのありかなどを考えさせてくれる、さすがKevin Henkes!という絵本、

『Waiting』が課題書だった。

 

朗読の技術としては、引き続きCharacterizationに焦点を合わせた。

だれが語っているのか。

語り手を想定しその人になって読まないと、言葉の力が弱く、聴衆も集中できない。

 

言葉の力を強くする。

そのためには、分析が大切。

テーマは?

背景は?

構成(序破急)はどうなっている?

語り手はどういう人?

 

これらをディスカッションし、語り手をここでは3様想定して、そのどれかで統一して本を読み直す作業をした。

 

頭で考えずに、身体にさせる。

このほうが自然でよい表現になり、おまけに即効性がある。

 

これは、発見だった。

 

一部の天才を除き、たいていの人はすぐに自然な「役作り」ができず、たいていは観念的になる。

これが、いわゆる「きもい」演技。わざとらしい演技?

 

「きもい」を「気持ちいい」、「わざと」を「自然」にするには、ながい訓練…ではなく、

一般のわたしたちでも、身体から作れば、かなりいい線まで行けるものだ。

 

これはわたしが、シアターゲーム(インプロ:improvisation)で学んだ重要なことのひとつだ。

 

ということで、

ここしばらく、ワークショップのみなさんとキャラ作りは身体から始め、声、そして場面作り、この3ステップを踏んでやっている。

 

分析でちょっと頭を使ってから、次に身体をはった(?)演習を、この日も行った。

そして、ワークショップの最後にもう一度ひとりずつ朗読…

 

おお!

 

お互いの講評でもみんなが挙げていた感想だが、大違いのいいものになったのだ。

 

一言で言えば、

どの朗読も、よりドラマチックになった。

 

その要因は、序破急の認識で、緩急や強弱が、適したところに適した度合いでつけられたことのおかげ、これがひとつ。

 

もう一つは、ナレーターの視点がはっきりしたこと。

「だれ」がナレーターなのか。

これが決まり、そのキャラクターの視点で物語を見ながら、語るように読めるようになった。

 

はっきりと良い方向に、みなさんの朗読が上向くワークショップ。

これは、わたしも本当にやりがいがある。

 

みなさん、いつもありがとう!

 

 

 

たいへんだ!12月の課題書『Crow Boy』今から準備を〜リードアラウド研究会

リードアラウド研究会のみなさん、また12月2日の認定講師講座第9回に参加予定のみなさん。

『Crow Boy』は、わたしたちが読み継いでいくべき本であると同時に、リードアラウドのハードルが非常に高い。

 

Youtubeでいくつも見ましたが、ほとんど最後まで聞けませんでした。

そして、やっとこれにたどり着きました。

 

参考映像

どうぞまずはお聴きください。

 

わたしはざーっと血の気が引きました。

 

 

たいへんな本を選んでしまった。

 

カ、カラスの声帯模写をしなければならない!

 

本文の雰囲気を出すのも難しいのに、カラスの何種類もの声を読み分けなければ。

 

 

さあさ、みなさん。

ご準備を。

芸を競い合いましょう。

“fatigue”を使ったら語彙学習本気の証拠?〜キッズブックス英語スクール

これまで3度も経験したので、そろそろ英語学習のひとつの指標にしようかな?

と冗談半分に最近思ったのが、”fatigue”の語。

 

How are you?

と授業の冒頭で尋ねて、それに

I’m tired.

と答えればいいものを、わざわざ大げさに

I feel fatigue などと、fatigueを使う。

 

こうした生徒が、これまで何年かおきに出現し、つい最近また一人加わり、これまでに3人。

なぜかみな男子。

 

そして、これはいい兆しなのである。

 

語彙を増やそうと、本気になり始めた証拠になるようなのだ。

 

”fatigue”を自由な会話時に使ったら、「語彙を増やすのに真剣です」の証拠!?

 

お初にfatigueを使用後、現象としてはどんどん語彙が増え、過去のふたりは難関志望校(ひとりは大学、ひとりは大学院)にめでたく合格した。

 

先日fatigueを使った生徒は、現在高校2年生。

さあ、始まったか。

1年ちょっと後が楽しみだ。

 

(この高校生はスカプをつかったオンライン授業の受講生。週1回、30分授業を受講中。ご興味ある方はこちらへ)