2017年度のリードアラウド、指導者向けのワークショップ(絵本リードアラウド認定講師講座)を、東京・大阪で開催した。
それに先駆けて、リードアラウドというものを始めた経緯をよく考えてみた。
講座でも、かなり熱っぽく話したが、それは次のような気づきがあったからだった。
研究会に在籍(講座・ワークショップを受講)していなくとも、リードアラウドに少しでも興味を持ってくださっている方々に向けて、その気づきをここに挙げてみる。
- 英語絵本は素晴らしい
- 芸術・文学性が高いものも珍しくなく、子どもだけでなく大人も楽しめ、心を動かされる
- 声に出して読む、聞いてもらう楽しさや味わいがある
- 楽しいから英語を学ぶ動機付けになる
- 一冊から多くの情報が得られる
- 英語学習の要素が揃っている
- 旧作だけでなく新作も充実し、選択肢が多い
- ロングセラーも多く、世代を超えて分かち合える
- 「ちんぷんかんぷん!」said children
- ただ読んだ(読み下した)だけでは、英語を母語としない子どもには分から
- 聞き手に無理強いをしていたり、読み手の自己満足で終わっていたりすることも多い
- 逐語訳などをして説明的になると、子どもは「勉強」と察知し楽しむことができない
- 「先生読み」は退屈
- 先生の典型的な読み方は、正確だが絵本を作品として表現せず、ただ読み上げる。聞き手は退屈する
- 内容を声によって現実化する「表現ある読み方」をして初めて、英語絵本が子どもにとって理解しやすく楽しいものになる