映画The Polar Expressを途中まで見た。
完全主義者で有名な原作者のチェックも入っているだけあって、イントロはそっくりそのまま原文どおりのナレーション。
あちらこちらに、原作そのままの文が使われていて、役に立つかも。
トム・ハンクス、自然でうまい。
気取らず、中年らしい、でももしかしたら子どもの心を持つ人かなと思わせる声と表現だ。
このナレーターやコンダクター、そしてサンタもまったく別の人のようだが、ハンクスがすべて声を担当している。
ハンクスの台詞術、キャラ作り、凄い。
特にコンダクターのキャラ造型。
口先だけでない、身体がともなった全体的な存在感。
しゃべるときの口の開き方、空気の出し入れ、口調も全部なり切り。
まだまだ芸には先があることを、思い知らされる。
ところで、列車に乗ってからココアを飲む所。
先日のワークショップでは「Who are they?」
の質問が挙がって大笑いしたところ。
映画でもそこをつっこんでいて、拡大解釈が大いに笑える。
2004年作ということもあって、アニメーションの動きのぎこちなさがちょっと残念。
また、おそらく原作者の意向だと思うが、写実的な人物の表情にときどき違和感がある。
日本人から見ると、少々可愛らしさに欠けるところが残念。